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【よう実】橋本が綾小路に望んだ事とは?考察してみた【ようこそ実力至上主義の教室へ】

橋本 ようこそ実力至上主義の教室へ
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こんにちはピヨたけです。

これまでコウモリ外交に徹してきた橋本が2年生編10巻で坂柳への裏切りとも取れる行動を取りました。

そして2年生編11巻で橋本がこのような行動に出た理由が明かされました。それと同時に橋本は綾小路にある「望み」を語る描写がありました。

この望みは橋本と今後の展開にかかわってくるものと思われますが、詳しい描写はなく現在のところ不明。

そこで今回は橋本が綾小路に望んだことが何なのか?考察してみたいと思います。

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橋本はなぜ裏切った?(2年生編10巻の考察)

なぜこのタイミングなのか?

橋本は他クラスが共闘して坂柳クラスを潰しに来る事を危惧していました。結果的にその形になりましたが、きっかけを作ったのは橋本です。

橋本は前園など自分のコネクションから他クラスの情報を得ています。今回3クラスに共闘する雰囲気は見られないことはわかっていたはず。ということは自力で勝る坂柳クラスが最下位になる可能性は低い。

前半戦のポイントを見るに明らかに龍園クラスが劣勢なのは明白。橋本が行動を起こさなければ高確率で最下位は龍園クラスになっていたところでした。

橋本の目的は自身がAクラスで卒業すること。それをなすためにこれまで裏で各クラスの代表格に接触し、情報を集め、コウモリ外交を進めてきました。

Aクラス卒業に並々ならぬ執着を見せながら、これまで慎重に事を運んできた橋本が2年生3学期の始まりというこのタイミングで、裏切りという最強にして危険すぎるカードをきった。

通常切り札は勝利を自身に手繰り寄せるため、相手に最大のダメージを与えるために使用します。とすると橋本が今このタイミングで裏切るというのはあまりにも早すぎる気がします。

橋本自身は

「俺だって苦しかったさ。けど、この特別試験は警告を出すには魅力的だったんだ。失うクラスポイントは絶望ってわけじゃない。脱落者だって実力のない奴が削られているだけ。ここが絶好のチャンスだと思ったのさ。俺はこのクラスを陥れたいわけじゃない。このクラスで勝ちたいと思っているからこそやった一時的な裏切りだ」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編10

このタイミングがチャンスだったと坂柳に語っていますが、果たしてこの字面通り受け取っていいものか?

2年生編10巻の最後に全ては坂柳に綾小路を引き抜かせる事が目的だった事が分かりましたが、今回は橋本にはまだ裏がある。という前提のもと考察していきたいと思います。

2年生編10巻の学年末試験で坂柳クラスが最下位に沈んだとしても、ポイント的にまだまだどこが抜け出すかわからない状況。よって壊滅的なダメージとまではいきません。まして自身が裏切りさえしなければ最下位だけはなかった可能性が高かっただけに尚更です。

橋本が龍園と接触したのは特別試験前に坂柳がお茶会と称した会合の後、ここで何らかの交渉があり、その後、特別試験前日の夜、坂柳に情報を送った後の坂柳の反応から裏切る事を決意しました。

ということは橋本と龍園の取引の中で、このタイミングで坂柳を裏切る、そして例え敵対することになったとしても策を決行できる魅力的な何かがあったと考えられます。

龍園と橋本の間に何があった?

龍園自身は修学旅行の際に

「それにAクラスから必要だった人材は葛城くらいなもんだ。鬼頭も橋本も雑兵としちゃ十分だが、こっちの手駒に加えるほどじゃねえ。リスクと釣り合わねえな」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8

葛城以外に2000万支払ってまで引き抜きたい人材はいない、この時点ではそのように評しています。なぜならそれはリスクと釣り合わないから、しかし今回橋本の方から龍園に取引を持ちかけてきた。

橋本側から交渉を持ちかけることで龍園の言うリスクが緩和されたと考えるなら、龍園が取引材料として掲示したものは何か?この早いタイミングで橋本に裏切りを決意させる事ができる強力なカード。

それはもしかしたら8億プライベートポイント作戦なのではないかと思います。

橋本は龍園に交渉を持ちかけた際に龍園から8億プライベートポイント作戦を聞いていたとしたらどうでしょう?

最終的にAクラスで卒業したい橋本は、どのクラスが最後に抜け出すか慎重に見定めなければならず、かつ自身に2000万プライベートポイントの価値がないためクラス移動の手段を得るのも難しい。だからこそ自身がクラス移動するよりも綾小路を引き抜く作戦を選ばざるを得なかった。

その状況の中、龍園から8億プライベートポイント作戦の話を聞いたとしたら。最終的にどのクラスにいたとしてもAクラスでの卒業が可能になります。

龍園からしてみても、8億プライベートポイント作戦が本筋なら、この早い時期にAクラスの橋本を引き入れておくのはメリットになります。情報通の橋本のコネクションはプライベートポイントを稼ぐ上で大きな武器になるはず。

あるいは坂柳クラスのプライベートポイントの横流しですら可能かもしれません。それならば時期は早ければ早いほど効果が大きい。

綾小路は8億プライベート作戦そのものが成功する確率が低すぎると評していますが、元々成功する確率の低い手段をとっていた橋本にとって、8億プライベートポイント作戦は賭けに乗る価値がありそうです。

最も、橋本の本筋はあくまでも坂柳クラスに綾小路を引き入れること。

自分があえて危険な橋を渡ることで坂柳、そしてクラスに綾小路を引き抜く必要性を問おうとしたことは作中で語られています。

しかし、その作戦が失敗した今、坂柳と敵対することになり窮地に陥りました。

坂柳が素直に橋本の提案を受けれいるような相手ではないことは橋本が一番よくわかっているはず。つまり坂柳と敵対することになったこの状況すらも計算のうち

その裏には龍園の8億プライベートポイント作戦がある。なんて言うのはどうでしょう。

綾小路に望んだこととは?(2年生編11巻)

2年生編10巻の考察で橋本のが裏切った理由は龍園の8億pp作戦と考察しましたが、まあ近からずも遠からずといったところでしょうか?

ということで続いては2年生編11巻で橋本が綾小路に望んだことについて考察したいと思います。

綾小路の考察通り、龍園と橋本が2000万ppで契約を交わしているとして、考えられる契約の内容はこの二つです。

  • 2000万ppで龍園クラスに行く
  • 2000万ppを龍園から得る

この二つは似ているようで意味合いは大きく異なります。

前者は坂柳を退学させた上で橋本が龍園クラスに行くので、戦力的に大きなアドバンテージになります。龍園クラスの理想と言えるでしょう。

しかし、これは橋本視点で見た場合、ちょっと選びにくいと思います。何故ならリーダーを失った坂柳クラスを除く3クラスはどこが勝ち上がるかこの時点で不透明だからです。

これは最終的にAクラスに移動したいという橋本の戦略から見ると最善とは言えません。

後者の2000万ppを得るという契約であれば、手元に2000万ppがあり、かつ最終的に移動するクラスを見定める事ができるため橋本の理想は間違いなくこちらです。

ですがこれだと2000万ppを支払った上で得られるのは坂柳の退学だけになるので龍園クラスの成果としては十分ではない。

これらの事からwin-winの関係に見えて龍園と橋本の間では望む契約内容に大きな差異がある事がわかります。

では橋本と龍園の契約の内容はどういったものなのか?橋本が2000万ppで龍園クラスに行くであると考えてみます。

坂柳が退学後、龍園クラスに移籍した橋本にとって最大の脅威は綾小路です。橋本は綾小路の実力は龍園・坂柳よりも明確に上と考えており、もしも綾小路が本気を出した場合、自分と龍園が敗北する可能性は否定できない。つまりこれらのリスク管理のために綾小路に接触してきたと考えられます。

もしも橋本が2000万ppを受け取る契約ならば、このタイミングで綾小路に相談を持ちかけてはいない。なぜなら手元に2000万ppあれば綾小路の動向に関係なく、退学にさえならなければAクラスでの卒業が確定するからです。

それでは本題。これらの予想から橋本が綾小路に望んだ事とは?

それは2000万ppで綾小路が龍園クラスに移動することだと思います。

まず、橋本は龍園と共に坂柳を退学に追い込む。

坂柳がいなくなったクラスにこれからクラスが浮上するためには綾小路の力が必要である事を説き、クラスから2000万ppを集める。

集めたppを綾小路に渡す。自身は龍園から2000万ppを受け取り龍園のクラスに移籍。そして綾小路が龍園のクラスに移籍する。

坂柳のクラスは潰した。一之瀬のクラスは敵じゃない。堀北のクラスからは最大の脅威である綾小路を味方につけた。これならラストシーズンを待たずしてどこが勝利するかは明白。

これが橋本の描いたシナリオであると予想。

わざと綾小路の部屋の前で待ち伏せしたのは、坂柳ではなくクラスに自分と綾小路は親密であると認識させるため。

そしてこれまで共に学生生活を送ってきた仲間達を奈落の底に突き落とす所業。正しく自分の事しか考えていない悪であります。

ただし、これはあくまでも橋本にとっての最適解であり、綾小路と龍園の思惑は別なところにあります。

まず、龍園の目的は綾小路との再戦なので綾小路が移籍する事を許可するわけがない。よって橋本の独断です。なので綾小路の移籍費用である2000万ppを橋本が用意しなければならない。

さらに綾小路は橋本に騙された坂柳クラスのppで移籍するので坂柳クラスからのヘイトを集めかねない。一見デメリットに見えますが、これは橋本が集めた2000万ppで移籍、綾小路は龍園が引き抜いたという、事実と逆にすれば解決。坂柳クラスのヘイトは橋本に向かうはず。

綾小路から見ても2000万pp入手できるので、使い道はともかく、綾小路にも一応有益と言えるかな。

ただ、これが成立すると龍園は坂柳に勝ったとしても綾小路と戦うという目標を達成できなくなります。

主導した橋本は立場が危うくなる可能性がありますが、橋本が綾小路と戦うという龍園の本当の目的を知らないならこのような話を持ちかけてもおかしくはない。

実際、綾小路を迎え入れてもいいと龍園が話している(おそらく嘘)事を綾小路に伝えていますから。龍園の目的を橋本が知っていればこの言葉は出てこない。

綾小路を引き入れるという考えが龍園の目的を知らないからとして、問題はどうやって2000万ppを集めるか?こっちの方が難題ですね。

橋本が裏切ったのではないか?という噂はすでに坂柳クラスで広まり立場が微妙な上に、学年末試験で龍園をアシストするということは、おそらく不審な行動になる。そんな橋本の言葉をたとえ坂柳がいなくなったとしても、クラスが鵜呑みにするかという疑問。絶望的な状況で藁にもすがる思いなら甘い言葉に乗ってしまう可能性もなきにしもあらずですが、ちょっと難しい気がする。

ここまで一応考察を繋げてきましたが成立しなさそう。というより橋本自身の望みが物語の中でおそらく成立しないものになっているんだと思います。

最後に

2年生編10巻の「橋本はなぜこのタイミングで裏切ったのか?」に続いて、2年生編11巻の「橋本が綾小路に望んだ事とは?」についての考察を追記しました。

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

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ようこそ実力至上主義の教室へ
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ピヨたけジャパン

コメント

  1. 青空のように より:

    ピヨたけさん、こんにちは。

    わたしも橋本がなぜこのタイミングで?と思っていたのですが、本文に書かれてはいたのでその後は気にしていなかったのですが、なるほど8億プライベートポイント作戦との関連を考えられたのですね。いまだまるで概要すらわからない8億プライベートポイント作戦ですが、龍園としては、Aクラス卒業、綾小路への勝利、8億プライベートポイント作戦を同時に画策している訳で、現時点ではそのいずれも厳しい状況とも考えられます。それよりも龍園が退学endなんてことにならないといいのですが、これもありえそうですし。

    早く先が読みたいですね。

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      慎重で用意周到な橋本が作中の理由だけでここまで危険な行動に出るかな?と思ったのが始まりで、そこに8億プライベートポイントを絡めてみました。
      龍園って色々な意味でキャラとして魅力があると思うんですよ。できれば物語から退場はしてほしくないなと思いますね。

  2. 青空のように より:

    ピヨたけさん、こんにちは。

    今回の11巻とピヨたけさんの考察を読んで、基本的な疑問をまた思い出しました。

    そもそも綾小路が移籍に必要な2000万ppをどのように調達しようとしていたのか、ということです。クラス移動チケットは用意されるのかされないのか不確定ですし、可能性が大きいと思われた南雲からの調達も、新生徒会長決めの選挙が流れた時に綾小路は「生徒会選挙が流れ2000万ポイントの件もなくなったが、それはそれで計画に支障がでるわけではない」と独白してますし、11巻での南雲との勝負でも動いたppは少額でした。もう南雲との勝負は終わりでしょう。
    橋本は綾小路が自らクラス移動をしようとしているとは知らないわけで、今回のピヨたけさんの考察を含めて自分の手で綾小路を移籍させたいと考えている可能性も大きそうですが、綾小路は綾小路でその準備はしているはず。
    ここへ来てそれが見えてきた、というより、ますます分からなくなった感があります。
    ついに次巻は年度末最終特別試験ですね!楽しみです!

    • 管理人 より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      クラス移動の方法は本当に謎になりましたよね。前々から準備している以上、その方法は計画的なもので我々読者を驚かせて欲しいものです。

  3. あいうえお12 より:

    こんにちは。コメント失礼します
    投稿主さんの考察を読んで新たに浮かんだ考察をコメントさせていただきます。

    橋本が綾小路に交渉したこと、というより半分脅しみたいな事をしたのではないかと考えました。内容は
    綾小路も、俺(橋本)と一緒に龍園のクラスに行こう断ったら堀北クラスに住みづらくするぞ的な。
    橋本は前園をはじめとする人脈を使い、綾小路の強さ広めて堀北クラスにいる事を不快にさせることもできると考えていそうです。
    橋本はこうする事で綾小路と龍園は同じクラスになれると考えたのではないでしょうか。
    しかし、この場合不都合と思われるのは龍園です、同じクラスに綾小路が来る事は望んでいないと思われます。
    橋本はAクラスに行く確率を上げる行動を取ると、龍園は橋本の行動や思考を読んでいてもおかしくわありません、ならばなぜ龍園は綾小路を脅して同じクラスになるかもしれないのに、橋本と手を組んだのでしょう。
    それは、龍園も坂柳と同じように綾小路の考えの、4クラスを接戦にしたい
    を読むことができたらではないでしょうか。  
    そのためこのレベルの脅しなら綾小路は龍園のクラスには来ないと、綾小路を信頼し、橋本手を組んだのではないでしょうか。
    そして綾小路はその橋本提案はチャンスだと思ったのではないでしょうか。橋本はAとCクラスの情報を持っています、橋本と協力すれば坂柳と龍園の戦いの詳細を間近で確認できるとクレイジーな考えをしても綾小路ならおかしくありません。なんなら学年末試験の日にAかCのクラスに移動して何かをするかもしれません。

    以上考察というよりこうなったら面白いよねという僕の考えでした。どう考えてもプライベートポイントが足りませんよねw
    南雲から4000万くらい貰っていないと成立しませんよね。
    僕は最新刊が来るまで考察をして待つのですが、頭が山内くんぐらい戦力にならないので毎回無茶苦茶な考察になってしまうんですよねw
    長々と書いてしまって申し訳ないです。

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      なるほど、龍園も坂柳と同様に綾小路の目的を知った上で橋本を泳がせたと考えられたのですね。

      綾小路が橋本の提案に乗るわけがない。だが橋本と接触する事で綾小路がどのような行動にでるか?

      とすると龍園からしてみても橋本を介して綾小路の情報を得ようとしているという事なのかもしれませんね。

      ピヨたけは、龍園が綾小路を引き入れてもいいと言っている事は橋本の嘘と考察しましたが、それすらも龍園の策であると考えると確かに面白そうです。

      考察とは考えて察すると書きます。自分が物語を読んで、読み取り考えた事が、例え答えとは異なっていたとしても、それは自分の中で一つの正解であるとピヨたけは考えます。

      ピヨたけも過去の記事で面白おかしく好きなように考察していたりしますから。

      このように我々読者にただ物語を読ませるだけでなく、考えて察する機会を与えてくれるよう実は本当に面白い。答え合わせを楽しみに待ちたいですね。