こんにちはピヨたけです。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」で綾小路が移動するであろう一之瀬クラスと今後の展開と介錯の意味についての考察と予想です。
※ネタバレを含みますので注意ください
一之瀬の登場シーンについてはこちらにまとめています↓↓↓
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綾小路のクラス移動
二年生編6巻で綾小路のクラス移動が確定的になりました。
そうなると移動先はどこか?ということになりますが、これは十中八九一之瀬クラスで間違いないでしょう。
綾小路は坂柳と龍園は戦うべき相手だと認めています。
坂柳に関しては決着がまだついておらず、龍園はどんな方法で自分に挑んでくるか楽しみにしているほどです。
他にもこれまでの描写から綾小路が移動するのは99%一之瀬クラスで確定だと思います。
移動する時期はおそらく春休み、一之瀬と春休みにもう一度この場所で会おうという約束をしていることから、その時に移動する旨を一之瀬に伝え、春休みを終えたタイミングでの移動になるのではないかと予想されます。
移動する際のプライベートポイントですが、これは綾小路が自分で2000万プライベートポイントを用意するのではないかと考えています。
綾小路にしても堀北クラスを裏切るようなものなので、一之瀬クラスのプライベートポイントを使用して移動したのであれば、その怒りの矛先は一之瀬に向かいかねない。
よって綾小路は自分が勝手に一之瀬クラスに移動したという状況を作るのが望ましいです。
2000万プライベートポイントの捻出はおそらく南雲からになると思います。
二年生編7巻で綾小路は南雲に勝負の約束を取り付けています。
恐らく勝負の内容は南雲に一之瀬を懐柔させ、一之瀬クラスを南雲に操作させる事により、学年を超えた対決を行うというものではないかと予想。
この時点で一之瀬クラスはDクラス。出口が見えない状況を何とか打破したいという背景があります。
また、船上で失恋をして綾小路を避けてる状況の一之瀬。この状況なら南雲が一之瀬の心の隙につけ込む事は簡単でしょう。
一之瀬は10巻で退学者を出さないために2000万プライベートポイントの不足分を自分との交際を条件に補填するという提案を南雲から受けています。
この時は綾小路の戦略により、南雲の提案に乗ることなく退学者を出さない事に成功しましたが、今度は状況が違います。
南雲は自分との交際を条件に崖っぷちに立たされている一之瀬クラスを勝たせてやると提案。
10巻で南雲の提案を一之瀬が退けることができたのは綾小路に対する想いがあったからです。
その時はまだ恋心だと一之瀬自身気づいてはいませんでしたが、頭の中に浮かび上がる綾小路の存在があったから南雲の提案をギリギリまで保留にし、綾小路からの連絡を待つことができたのです。
しかし今は綾小路を失った状態。消したくても消せない綾小路への想いを断ち切るため、そして苦境に立たされているクラスを救うために、自らを犠牲にして南雲の提案を受け入れることになると思います。
そして一之瀬を操作する南雲と綾小路の対決。これが綾小路の描いたプランなのではないでしょうか?
一之瀬推しのピヨたけとしては願わくばこういう展開にはなって欲しくないという想いはありますが、今後綾小路×一之瀬が起こりうるのであれば、南雲を介した一之瀬の心の傷というのは必要になってくるかもしれません。
一之瀬クラスを変えるためにはクラスメイト達を変える必要があります。
特別試験に南雲の介入という劇薬を投じる事によって、一之瀬に対して盲信的なクラスメイト達に変化をもたらす狙いもありそうです。
気になる点は二年生編7巻での綾小路と南雲の会話の中で、南雲の「どう転んでも周囲の人間が痛手を負う」という言葉です。
それに一之瀬を操作するといっても学年が違う以上どうしても南雲が特別試験で介入できることは少ないということ。これは堀北学との勝負に固執した南雲が誰よりもよくわかっていることです。
このままでは南雲が不利であることは明白です。
よって勝敗の行方は特別試験の結果ではなく、別な事象に委ねられるかもしれません。
それは特別試験終了までに南雲が一之瀬の綾小路に対する想いを断ち切れるか?というもの。
南雲は今度の特別試験で綾小路と勝負しており、自分が勝てば綾小路が退学すると一之瀬にカミングアウト。タイミングは一之瀬が周囲に相談することや考える時間を与えさせないために特別試験の決着直前にします。
そして綾小路は特別試験でわざと堀北クラスが敗北濃厚になる状況を作りだします。
勝利目前となった一之瀬は果たしてどのような選択をするのか?
そのまま一之瀬が自クラスの勝利を優先すれば綾小路は退学が確定。一之瀬は綾小路への想いを断ち切り決別したことになるため南雲の勝利。
一之瀬がクラスの勝利よりも綾小路を選べば一之瀬クラスは敗北し綾小路の勝利となります。
南雲が勝利した場合は綾小路は退学。特別試験も敗北となり綾小路を失った堀北クラスは大きすぎるダメージを負います。
綾小路が勝利した場合は勝利目前にもかかわらず一之瀬の不可解な判断で敗北。クラスポイントの差はさらに広がりAクラスへの道は絶望的に。一之瀬とクラスメイトの間に小さくない亀裂が生まれることになります。
南雲は徹底的に一之瀬の心の隙に付けこみ、気持ちを自分に向けさせようとするでしょう。
対して一之瀬に避けられている綾小路はいったいどんな戦略で挑むのか?
果たして一之瀬は綾小路と南雲どちらを選ぶのか?
この一件での綾小路の最大の狙いは一之瀬とクラスメイト達に確執を生じさせること。そのために一之瀬の自分に対する想いと南雲を利用するのではないかと。
あくまでも予想ですがこのような対決になるのではないかと。
そしてこの勝負の報酬が南雲の持つ巨額のプライベートポイント。綾小路が一之瀬クラスに移動するための資金になると予想。
綾小路と南雲の対決について、どうしてこのような展開の予想に至ったかなど、原作の描写などを踏まえながら、こちらで少し深く掘り下げています↓↓↓

一之瀬クラスの学年末試験
満場一致試験により一之瀬クラスは学年末試験で堀北クラスと対決することが決定しています。
おそらくその試験で一之瀬クラスは退学者を出すのではないかと予想します。
この学年末試験はDクラスに沈む一之瀬クラスにとってみれば絶対に落とせない戦い。
負ければポイントの差からいって事実上Aクラスへの道は完全に閉ざされることになります。
これは二年生編7巻で綾小路も示唆しています。
そんな絶対に負けられない戦いの中、一之瀬クラスは究極の選択を迫られる事になります。
それは退学者を出さなければ確実に負けてしまう状況。
満場一致試験での神崎の訴えに対し、「そんな状況にならないようにするのが大切」と返した一之瀬。しかしとうとうその状況が来ることになってしまうのです。
退学者を出さなければ敗北確定。その状況の中で一之瀬は溜めていたプライベートポイントを使用して退学者を守ろうとします。
しかしそこに待ったをかける神崎。プライベートポイントは自分たちの武器。残り1年しかなくDクラスに甘んじている状況で、その武器を今ここで使用してしまえばAクラスへの道は厳しくなります。
満場一致試験では孤独だった神崎ですが、二年生編7巻で綾小路に言われた通り水面化で同じ意志を持つものを集めていました。
今回は姫野をはじめ神崎を指示するものも一定数いるはずです。
それどころか勝利目前だった特別試験で不可解な判断で敗北を喫し、現在の絶望的な状況を作るきっかけになった一之瀬に対して不信感を抱くものは決して少なくないかもしれません。
最も一年生の時よりもクラスポイントが少なく下位に沈んでいる状況の一之瀬クラス。2000万プライベートポイント貯まっているかどうかは疑問。そもそも足りない可能性の方が高いです。
退学者を出してでも何とか生き残らなければならない状況、一之瀬は前に綾小路に話したくじ引きで退学者を決める方法を提案します。
しかしこれも神崎は飲みません。くじ引きなので公平ではありますが、もしも主力を引き当ててしまえば戦力の大幅ダウンは免れません。これもAクラスを目指す上でかなり厳しくなります。
そして一之瀬の最後の手段。自分が退学になることを提案しますがもはやこれは論外です。そもそも主力を引き当てる可能性を懸念してくじ引きを却下するなら、能力の高い一之瀬を選ぶことなどできるはずがありません。やや不信感はあるものの、これまでクラスを引っ張ってきた一之瀬なくしてAクラスへの道は開けない。大半のクラスメイトはそう思い反対するはず。
もはや八方塞がりで一之瀬が敗北を受け入れようとした時、退学者は自ら名乗り出ます。
それはクラスの中で最も貢献が乏しい者。堀北クラスの佐倉愛里がそうしたように自らが犠牲になることを選びます。
後の事を仲間達に託して。
こうして一之瀬クラスは堀北クラスに勝利し首の皮一枚Aクラスへの可能性を残す事になります。
しかし一之瀬の心にできた傷の大きさは計り知れません。
退学者を出してしまったのは自分の責任。
神崎をはじめとしたクラスをまとめることができなかった。綾小路に言われたどんなときでも仲間と一緒に進む。それを守ることができなかったと、自責の念に押し潰されてしまいます。
これまで自分が倒れそうな時に支えてくれた綾小路には恋人がいる。もう綾小路に頼るわけにはいかない。と一之瀬は思っています。が、このことについては実はまだ決着していません。
なぜなら綾小路は一之瀬にまだ何も伝えていないからです。
伝えようとしたところに南雲の横槍が入り、強制的に振られたと思わされ、一之瀬自ら別れを告げたのです。
では、綾小路は一之瀬に何と伝えようとしたのでしょうか?
それはおそらく「今は一之瀬の気持ちに応えることはできない」という言葉だと思います。
この「今は」というのが重要なのです。なぜなら二人には春休みに会うという約束があるからです。
今はまだ応えられないというのは十分な理由になります。
ここでこのような事になってしまったのは一之瀬が無人島で綾小路に月城の事を伝えるついでに告白してしまったのが原因です。
あそこは危険を伝えるだけに留めておくべきだった。
綾小路も「気にせず見捨てるべきだ」なんて言わなければよかったのです。
そんな事を言ってしまったら恋する乙女の一之瀬が止まらなくなるのは目に見えています。勢いで告白までしてしまうのは必然です。
このように考えると一之瀬は結構自爆していますね。
軽井沢と付き合っている事に関しては事実なので隠す必要はありません。
「理由があって付き合っている。でもその理由を今はまだ言うことができない」
これでいいのです。「理由」と「今はまだ」この言葉を強調する事によって、付き合っているのは恋愛感情以外の何かがある。そしていつかその理由を話してくれる。それはおそらく約束の日だろう。そう考えることができます。これだけで一之瀬は希望を捨てずに耐えることができたはず。
しかし残念ながらこのような展開にはなりませんでした。なぜなら綾小路は一之瀬の告白の返事をする時にわざと南雲を介入させたと思われるからです。なぜこのような考察になったかはこちらに詳しくまとめています↓↓↓

そして心の支えを失っている一之瀬はある思いを胸に抱いてしまいます。
自分はこのクラスに必要ないのではないか?と。
もしかしたら自身の退学という選択すら頭の中にあるかもしれません。
そして春休みに入り綾小路との約束の日、綾小路から告げられます。
自分は一之瀬のクラスに移動する。と
今後の展開と介錯の意味
かくして一之瀬クラスに移動してきた綾小路。
一之瀬にしてみれば複雑でしょう。失意のどん底にいる自分を救ってほしいという気持ちもあれば、南雲との一件があるためどんな顔をして接すればいいのかと頭の中はグチャグチャ。
この頃には綾小路は軽井沢と別れているはずですが、一之瀬のことなので綾小路と軽井沢が別れたのは自分のせいだと考えてもおかしくありません。※実際に別れる原因になるのは二年生編6巻の坂柳との「特別授業」のせいだと思いますが。
綾小路に対して間違いなく最初は距離をとるでしょう。
南雲の介入がなければクラス移動を打ち明けたところで恋人かそれに準ずる関係になっていたはずなので、綾小路の当初の予定とは異なっているかもしれません。
その事により南雲と対決をすることにはなりましたが。
しかし、一之瀬の綾小路への想いは天井知らずで限界突破しているので、いつまでも自分の気持ちに嘘をつくことはできません。やがて乙女モード全開になると見て間違いないでしょう。
しかしそういった状況は長くは続きません。
綾小路は作中に置いて徹底的に周りの成長を促す行動をしています。
一之瀬クラスに移動してきたのは一之瀬とクラスメイト達の成長を促すことで間違いないでしよう。
綾小路は11.5巻で一之瀬と約束をする際に心の中で、もしも没落している時は自分が介錯すると描写しています。
介錯の意味は二通りあります。
- 手助けをする
- 切腹した人間の首を切り落とす
一之瀬の求心力が失われた事は仲間達の成長によるところも大きいですが、一之瀬にはまだそこまで考えることができません。全て自分のリーダーとしての能力の無さが原因だと思っています。
さらに特別試験で不可解な判断をし、クラスを窮地に追いやったことから一之瀬に対して厳しい目を向ける人間もいるかもしれない。
表面上だけでも仲良しだった一之瀬クラスはもうそこにはありません。
これらのことから一之瀬は自分はもうこのクラスに必要ないと思い込んでいます。
最も、ここまで一之瀬をボロボロに追い込んだのは、南雲を利用してクラスがバラバラになるよう仕向けた他でもない綾小路その人なんですけどね。
こういった状況で一之瀬は戦うことをやめ、卒業まで綾小路と穏やかに過ごしたいと考えても不思議ではありません。
事実として無人島試験の時に、クラスメイトと綾小路を天秤にかけ、綾小路を助ける道を選んでいます。
そのぐらい一之瀬にとって綾小路は大切な存在。
もっと言えば一之瀬にとって綾小路は最大の弱点でもあるわけです。
同じクラスになり二人の間に障害はなくなりました。
一之瀬は現実から目を背けたいがために綾小路に依存しすぎてしまう可能性すらあります。
綾小路はそんな一之瀬の持つ危うさを克服させようとします。
最初はこれまでと同じように優しく接するかもしれませんが、必ず成長を促す時が来るはずです。
しかし、それでも一之瀬がクラスを顧みずに綾小路との甘い関係に溺れてしまうのであれば、綾小路は迷わず一之瀬の首を切り落とすはず。
ここでいう首を切り落とすということはすなわち二人の関係の終わりを意味すると思います。
介錯の意味が二通り存在するためどちらの意味か?というよりは両方を採用するのではないかと考えます。
最初は優しく接しながらも一之瀬の弱さを突きつけ、突き放し一之瀬の成長を促す。
そして自分の弱さを克服し、成長した一之瀬と、同じく本当の意味で仲間になったクラスメイト達と共に綾小路がついに表舞台に立つ。
というような展開になるのではないかと予想します。
最後に
ピヨたけは圧倒的一之瀬推しですので、どうしても一之瀬が幸せになる方向で考えてしまいます。
そこでよう実の最後についてちょっとだけ考えてみました。
綾小路はホワイトルームの最高傑作である自身が敗北することによってホワイトルームを否定しようとしています。
その最後の相手は堀北で間違いないと思います。
堀北は満場一致試験で初めて綾小路の想定を超えました。そしてその後の描写で自分と同じものを見ようとしていると綾小路は語っています。
このことからも堀北が自分と同じ領域に踏み込める可能性があると考えているかもしれません。
しかし、全力の自分を上回ってもらわなければ意味がない。
では、綾小路は本当に全力を出せるのでしょうか?無意識で負けるために手を抜いてしまうのではないでしょうか?
綾小路は自身の負けを望んでいる。これは間違いありません。しかし、それと同時に絶対に負けられない理由が欲しかった。自身が全力を出すために。
そしてその答えを一之瀬に求めた。
一之瀬は作中で正真正銘の善人として描かれています。それは騙しあいのよう実の世界の中で、綾小路の対極に位置する特異な存在です。
もしも綾小路に人の心を芽生えさせることができるとしたら、それは同じように特異な存在である一之瀬だけではないのか?
という願望です。
一之瀬と、愛する人と勝利をつかむため、綾小路清隆は生まれて初めて全力で戦い、そして堀北鈴音に敗北する。こんな展開なんかどうでしょう?
でも綾小路だから絶対にそんな展開にはならないだろうなぁ。
ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。
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