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【よう実】山村が手袋を忘れたのはなぜ?その理由について予想と考察【ようこそ実力至上主義の教室へ】

山村 ようこそ実力至上主義の教室へ
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こんにちはピヨたけです。

2年生編8巻修学旅行編の表のキーパーソンを龍園とするならば、裏のキーパーソンは山村だと思います。

今回初めてスポットがあたった山村美紀、彼女こそが龍園VS坂柳の鍵を握る人物なのではないか?と考えました。

ということで予想してみたいと思います。

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山村美紀と坂柳

2年生編4.5巻の坂柳の電話から、山村は坂柳から最も頼りになるクラスメイトだと思われます。

「やはりクラスで頼りになるのは山村さん、あなただけのようです」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編4.5巻

監視に関する話の流れからだったので、こと監視や尾行についての限定的な信頼である可能性はありますけど。

ところが坂柳から信頼されているはずの山村は、修学旅行で4日目の朝に綾小路と一緒にいる時、遠目から見た坂柳と時任が親しく話をしている姿を見て面白くない顔をします

これはいったいどういうことでしょうか?

綾小路の描写から原因は時任に対して好意を抱いているか、坂柳に対しての感情だとしていますが、時任と山村に接点はないはず。

自然とその感情は坂柳に対してだと思われます。

では、なぜ山村は坂柳に対してこのような感情を抱いたのか?

考察してみます。

山村が手袋を忘れた理由

龍園と坂柳は学年末試験で対戦が決定しています。修学旅行は他クラスと班を組むということもあり、互いに腹を探る絶好の機会です。

龍園はリーダー、坂柳にとって最も情報が欲しい人物であるはず、そのため龍園と同じ班になった山村には龍園の様子を逐一報告しろという命令が出ているはずです。

その命令は、山村はスキーを滑れないにも関わらず、龍園を追って上級者コースにまで来るほど重要視されていたのかもしれません。

2日目の行動も1日目と同じくスキーに決定。しかしこれからスキーに行くのにも関わらず山村は手袋をしていません。これは何故なのか?

山村は手袋を忘れたと言いますが、場所は冬の北海道です。外に出た瞬間の凍てつく寒さに手袋を忘れる事など果たしてあるのでしょうか?

つまり、山村は意図的に手袋をしていない事になります。

その理由は、坂柳から龍園の様子を逐一報告するため、チャットを打つのに邪魔になるから手袋をしないように指示をされたからと予想します。

もちろん坂柳からこのような指示が出ていると言った描写はなく、完全な想像で、しかもちょっと強引です。ですが今回の考察の肝になるのでご容赦願いたい。

そして龍園は寒そうにする山村の様子から手袋をしていない事に気がつきました。同時に坂柳からそのような指示が出ている事にも気がついたはず。

龍園は手が麻痺して怪我をする可能性を示唆し、山村に手袋をつけるように促します。

そこで自分の手袋でなく、綾小路に手袋を貸せというのがなんとも龍園らしくて笑いましたが。

龍園のこの行動は自分の情報が漏れる事を防ぐためもありますが、ここで重要なのは冬の北海道で手袋をつけずに過ごせと指示した坂柳の命令です。

スキー場のレストランで食事を取っている際に龍園は綾小路を連れ出します。

綾小路の携帯に櫛田から山村がそっちに向かっていると連絡が入ります。

龍園も携帯を確認していることから、山村が話を聞いている事は知っていたはず。にもかかわらず龍園は8億プライベート作戦の話を綾小路にしました

つまり龍園は山村にも8億プライベート作戦を聞かせる選択をしたのです。というより、今この場で綾小路と8億プライベートポイント作戦の契約破棄と宣戦布告をする必要性がまったくないので、綾小路ではなく本命は山村です。

龍園は山村にこの話を聞かせるために周囲にわかりやすく綾小路を連れだしたのです。坂柳から指示を受けている山村が間違いなく追ってくると読んで。

これは龍園の賭けだったのではないかと思います。

山村から坂柳に知られるリスクを追ってでも、山村がこの作戦を聞いてどのように感じるかに賭けたのです。

8億プライベート作戦は言い換えれば「クラス全員を絶対Aクラスに連れて行く」作戦ですからね。

伊吹がそうであったように、この作戦を聞くと龍園翔という男の印象がガラリと変わります。

坂柳から手袋をするなという厳しい命令を言い渡された山村はこの作戦を聞いて龍園の事をどう思ったでしょうか?

そして西野と山村が他校の男子生徒に絡まれていたところを龍園が助けに入ります。相手は数人いることから鬼頭も龍園に加勢します。

西野が龍園と同じクラスということもありますが、8億プライベートポイントの話を聞いた後だけに、龍園が決して暴力だけの人間でないことを山村は知ります。

当然綾小路は龍園の意図に気づいています。

だから櫛田と龍園が言い争いをしている時、龍園を止めるために言ったのです。

「だがそんなことをすれば、おまえは学年末試験で坂柳と戦う目的が達せられなくなる」

「あぁ?なんでそうなるのかわかんねえな」

「オレがおまえの望まない形で対処することになる」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻

この言葉は「お前が山村を懐柔しようとしている事を坂柳にバラすぞ」と言い換える事ができます。

4日目の朝、綾小路と山村が二人で話をしている時のことです。

「少しずつですが、鬼頭くんの龍園くんへの悪口が減っている気がします」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻

鬼頭の龍園に対する態度が変わってきたと山村は言っていますが、綾小路は感覚が麻痺してしまっているのかもと描写しています。

このように見えたのは山村自身が龍園に対する見方に変化が出ているからではないでしょうか?

「女子だけでなく男子もです。今まで思っていたイメージとは少し違いました。」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻

誰のこととは言っていませんが、山村のこの言葉から間違いなく龍園の印象は変わっているはずです。だからこそ鬼頭の態度が変化しているように山村には見えたのだと思います。

そして冒頭の坂柳と時任が一緒にいる姿を見て、面白くない表情をする山村の話に戻ります。

もし、坂柳から手袋をするなという指示が出ていたのであれば、一度しかない高校の修学旅行、せっかくのスキーが、ただ寒さに凍えただけの思い出に変わっていたことでしょう。

また、坂柳はクルーズ船で天沢絡みで山村に監視を命じていた描写があります。

これもクルーズ船のひとときをクラスメイトが満喫する中、山村はただ一人ずっと監視を行なっていたのかもしれません。

しかも坂柳の「頼りになるのは」発言から、クルーズ船が初めてではなく、これまでに何度も山村に監視の命令を与えてきた事がわかります。

この事が山村が誰とも接して来れなかった原因だとしたら?イベントや休みの度に誰とも会わずに、ただひたすら監視と尾行を繰り返してきたのだとしたら?

山村にとって修学旅行でグループの仲間と過ごしたこの時間は、かけがえのないものだったのかもしれません。

同じリーダーでも不器用ながら仲間への優しさを持っている龍園。

クラスメイトを駒としか思ってなく、そして今また駒として利用するため時任に近づく坂柳。

これが山村が坂柳に対して不信感を抱いた理由だと予想。

そして龍園は山村が坂柳の「足」であることに気がついた。坂柳の情報収集能力の高さは諜報活動に長けた山村の働きがあるからだと。

だからこそ龍園は山村を懐柔するために8億プライベートポイント作戦の話を聞かせる賭けに出た。

自分の戦略の中枢をエサに、坂柳の「足」を奪いに行く。龍園らしいハイリスクハイリターンな戦略ですね。

しかし龍園も山村を利用しようとしているので、山村がちょっとかわいそうな気もしますが。

綾小路と龍園はスキー場のリフトの上でこのような会話をしています。

「望み薄ってことか。それならそれで仕方ないが、折角のチャンスだろ。鬼頭は坂柳からある程度信頼を得ているように見える。おまえならこれを機に懐に入り込むくらいの考えを持ってると思ってたんだが。場合によっては味方にできるかもしれない」

横に座る龍園はこの修学旅行は情報収集がメインだと考えているが、それは間違いではないだろう。事実坂柳も似たようなことをしている傾向が見て取れる

「鬼頭の見た目は完全に人間じゃねえが忠誠心だけはいっぱしのようだからな。それに俺とグループを組んだ時点で坂柳は当然警戒しやがる。下手な交渉は逆効果だろ」

引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻

鬼頭は忠誠心が高いから下手な交渉は無駄だと話をしていますが、この描写は結果的に山村を寝返らせる伏線だったのではないかと予想します。

龍園と山村、坂柳と時任、そしてクラスと心中する覚悟を決めた忠義の士葛城。

龍園VS坂柳は熱すぎますね。

最後に

さて、今回このような予想をするきっかけになったのは、ひよりと山村ってめちゃめちゃ仲良くなれそうじゃね?と思ったからです。二人の掛け合い見てみたいです。

それと自分で考察しててなんですが、もしも本当に坂柳の山村に対する扱いが今回の考察の通りであれば、2年生編4.5巻で「頼りになる」と言ったのは、山村の「ステルス性能」に対する皮肉であった可能性すらあります。

余談ですが、文化祭の時に龍園クラスはなぜ和装喫茶にしたのか?と綾小路が聞いたところ、龍園は俺の好みだと言いました。

山村の和服、すっごく似合うと思いませんか?

ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。

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