こんにちはピヨたけです。
あくまのツボはドラクエ5で初登場したモンスターです。
ツボを調べると襲ってくるモンスターで、初めて遭遇した時には驚いたものです。
気になるのはなぜ民家にモンスターがいるのでしょう?モンスターと共に生活していたら村人だって危険なはず。
今回はなぜ民家にモンスターが出現してしまうのか?
考察してみました。
民家に出現するあくまのツボが意味することは?
あくまのツボとは?
あくまのツボとはドラクエ5に登場したツボ型のモンスターで、プレイヤーがツボを調べる事によって戦闘が始まります。
過去のナンバリングタイトルでは宝箱に化けて襲ってくる人喰い箱やミミックが存在しました。
よって宝箱を開く事に関してはある程度の危険を伴うとの理解がありましたが、ツボについてはまったくのノーマーク、いきなり街中での戦闘に驚いたプレイヤーも多いことでしょう。
ではなぜ安全地帯であるはずの町の中でモンスターと戦闘になってしまったのでしょうか?
ドラクエ内の暗黙の了解
民家のツボを調べる。そもそもこれが大問題です。
家の中にあるタンスやツボを調べてアイテムを入手する。ドラクエの世界では主人公や勇者が当たり前に行っている行為ですが、現実世界でこれをやったら窃盗です。
タンスやツボを調べた時には画面の下に「絶対にマネをしないでください」のテロップを流すべきでしょう。
初期のドラクエをプレイした昭和の子供たちは、友達の家でタンスを勝手に開けてしまわなかったか心配になってしまいます。
ナンバリングタイトルの後半になるとさらに窃盗行為はエスカレートします。
もはや調べるのも面倒になったのか、ツボやタルを破壊して中身を物色します。
これはもはや立派な器物損壊、訴えられても文句は言えないレベルです。
しかし、主人公や勇者が訴えられる事はありません。なぜなら彼らには世界を救うという大義名分があるからです。大事の前の小事など取るに足らないのです。村人たちは泣き寝入りするしかありません。
ゆえに彼らはあくまのツボを配置し、我々プレイヤーに対する答えを用意したのです。
村人たちの無言の問いかけ
世界の平和は確かに大事です。魔王によって世界が滅んでしまったら元も子もありません。
しかし村人たちにとっては同じくらい明日の生活も大事なのです。
大切に大切にタンスの奥にしまっておいたやくそうやゴールドが目の前で主人公や勇者に盗まれてしまう。
しかし村人にできることは表情一つ変えずに同じセリフで主人公を見送ることのみ。その悲しみは計り知れません。
あくまのツボはそんな村人たちの我々に対する問いかけなのかしれない。
彼らはセリフと表情を変えずにこう問いかけているのです。
「勇者よ、それで良いのか?」と。
最後に
実際のところは分かりませんが、今考えてみると悪魔のツボには製作者のどんな意図があったんでしょうね?
子供の頃、呑気にツボを調べて痛い目にあったのは良い思い出です。
ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。
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