こんにちはピヨたけです。
2年生の学年末試験はまだまだ先の話ですが、満場一致試験により、すでに対戦するクラスが決定していることから、各陣営で準備をしている描写が数多く見られます。
おそらくこの先の戦いの大きなターニングポイントになるであろう学年末試験。対決方法や展開はまだ予想する事ができませんが、先の展開も踏まえて結果を予想してみました。
龍園VS坂柳
共にリーダーが絶対的な権力で支配するクラスですが、現時点で決定的に違う点があります。
それは坂柳がクラスメイトを駒としか思っていないことに対し、龍園は暴君でありながらも仲間の事を第一に考えていること。
坂柳のそれは自身が敗北することなどあり得ないという絶対の自信から来るメンタリティですが、それこそが坂柳の最大の弱点であると予想します。
対して龍園は葛城をはじめ、仲間達から信頼を寄せられつつあります。
この違いこそが、両者の対決において勝敗を分けると予想。
綾小路は2年生編8巻で現在の龍園のことをこのように評しています。
「少なくとも今の段階では、まだ龍園を強敵と認識するほどじゃないと思ってる」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
今の段階ではまだ強敵ではないと言っています。
しかし綾小路は7巻で龍園を倒した際にこのような言葉を残しています。
「少なくとも、オレはそう思ってる。おまえの敗因はたった一つだ龍園。攻略する順番を誤った、それが全てだ。一之瀬たちと戦い、葛城や坂柳と戦って経験を積んでいれば、もっとオレと近い位置で戦いあうことも出来た。好奇心で動きすぎたな」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ7巻
綾小路のこの言葉通り、一之瀬を倒し、葛城は味方に引き入れ、そして坂柳を倒した。綾小路は成長した龍園を真の強敵と認め、3年生編で雌雄を決するのではと予想。
対して坂柳は綾小路以外から始めての敗北によりショックを受けます。
しかし、この敗北こそが坂柳が成長するきっかけ。
これまで駒としか見ていなかったクラスメイト達への認識を改め、本当の仲間となり弱点を克服。そして綾小路との決着に望む。そんな展開を予想します。
堀北VS一之瀬
快進撃を続ける堀北と未だ浮上するきっかけを掴めない一之瀬。
明暗ははっきり分かれているように見えますが、2年生編7巻で綾小路は一之瀬クラスの意識を変えるために神崎に助言を与えています。
その際、別れ際に綾小路は神崎にこのような言葉を送っています。
「堀北クラスは手強いぞ神崎」
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻
これと似たような言葉、どこかで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
これはバスケ漫画の金字塔、「スラムダンク」の作中に置いて、海南VS陵南の決着後、海南の牧が陵南の仙道に送った言葉と同じです。
「仙道、言っとくが湘北は強いぞ」
湘北VS陵南の決着後、牧は全国で仙道を見たかったと描写していることから、仙道の勝利を望んでいた事になります。
つまり、綾小路が神崎に送った言葉は勝利して欲しい方に向けた言葉なのです。
綾小路は神崎にこのようにも言っています。
「まだ遅くない。強くなれ。そして学年末試験で堀北の率いるクラスを倒してみせろ」
それを成せば3年生に上がる時、Aクラスとしての希望は僅かに残っているはずだ。
引用:ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻
大差のDクラスに沈んでいながらも学年末試験で勝てば、わずかにAクラスへの道は残ると。
この観点からも一之瀬は勝利するのではないかと思います。
対して堀北はここまで快進撃を続けている事もあり、対戦相手がDクラスの一之瀬であることから、わずかながら慢心があるのではないかと思います。
綾小路はおそらく、学年末試験に置いて何もせず傍観者に徹するはずです。
自分達が負けるわけがない、その慢心が命取りになり、背水の一之瀬に敗北すると予想。
一之瀬勝利を予想しますが、それは決して喜ばしい事ではないと思います。なぜなら恐らく学年末試験で退学者を出してしまうと思うからです。
これまでクラスから退学者を出さないことがクラスの強みでありアイデンティティでしたが、勝利のため結果的に退学者が出てしまうと予想。
結果的にとつけたのは一之瀬がそんな選択をするわけがないからです。
しかし退学者を出してしまった事実は変わらない。一之瀬が壊れる理由には十分でしょう。
そして綾小路との春休みの約束。そこで一之瀬は選択するのではないでしょうか。
2年生編8巻で描写された、学生としての生か死を。
堀北は自分に慢心があったことを知り、なおかつクラス移動で綾小路を失います。
堀北クラスは一見するとクラスがまとまっていたかのように見えますが、それぞれを繋いでいたのが綾小路だった事に気がつきます。
綾小路を失ったクラスはバラバラになると思います。
しかし、そんな苦境を乗り越え、綾小路の力を借りずにクラスがまとまった時、これまで以上に強力なクラスになると思います。
それこそが綾小路自身がクラス移動をすることにより、このクラスにもたらしたかったものだと予想します。
最後に
まだまだ先の話ですが、現在のところはこんな感じになるのではないかと考えています。
この展開になりますと、上位3クラスがクラスポイントでほぼ並びます。そして綾小路はクラス移動でDクラスへ。という感じになるので収まりはいいかなと。
しかしピヨたけの綾小路のイメージは完全に指導者です。
その人間がどうしたら成長するかを考え行動しているような気がします。
例えばクラス移動に関して。堀北、坂柳、龍園の三人は綾小路に挑み、越えようとすることで成長を促す事ができます。しかし一之瀬だけは違います。一之瀬は一貫して綾小路は敵じゃないと言い続けてきましたからね。一之瀬は綾小路に挑むことを成長の糧にすることができない。だから一之瀬のクラスに移動し、一之瀬の心の弱さを克服させ、もう一度他の三人に並び立たせようとしているのかもしれません。
以上の振る舞いから、綾小路は優秀な指導者の資質を持ち合わせている気がします。
ともあれ学年末試験は2年生編最大の山場だと思うのですごく楽しみですね。
ここまでみてくださってありがとうございました。それではまた。
コメント
ピヨたけさん、こんにちは。
学年末試験編が楽しみですね。でも、この4か月に1巻のペースで行くと、早くても、次巻が学期末特別試験、次次巻が冬休み編ときて、1年後の10月になりそうですよね。もしくは綾小路×南雲戦編が別途入れば、もっと後かも。楽しみでも気が遠くなりそうです。
コメントありがとうございます。確かに気が遠くなりそうですが4か月に1巻という決まった期間で刊行してくれるのは我々読者にとってはありがたいですね。学年末試験は山場になると思うのですごく楽しみです。